カフェやコーヒースタンドでよくあるこのシーン。

本日おすすめの豆はこちらです!
お好みはありますか?どの豆にされますか?

えっと⋯(全然わからない⋯⋯)
じゃあ、おすすめでお願いします
この”お好みはありますか?”問題、コーヒー初心者なら一度は経験ありませんか?
詳しくないからこそ、なんとなく「おすすめで⋯」と答えてしまう。でも、自分が好みの味を選べたら、今よりもっとコーヒータイムが面白くなるかもしれません。
この記事では「どう答えたら良いか」「豆による味の違い」をやさしく解説していきます。
- 「お好みは?」と聞かれるのが怖いけど、コーヒーが好き
- 豆の種類を説明されても、何を基準に選んで良いか分からない
- 自分の好みに合ったコーヒーを飲みたい
【Step1】好みは、苦味? or 酸味?
”どの豆が良いか分からない⋯”そんな時には、「苦い」or「酸っぱい」で好みを伝えてみましょう!
酸味がよく分からなければ、まずは「苦め」のコーヒーから試してみましょう。
(普段、インスタントコーヒーや缶コーヒーを飲む方も、苦めのほうが口に合うかと思います)
苦みや酸味は産地による特徴もありますが、大きくは焙煎度合いで決まってきます。
苦め:深煎り 酸っぱめ:浅煎り をベースに注文をしてみても良いかもしれません。
注文する時のキーワード | 焙煎度合い | おすすめシーン |
苦め | 深煎り | リラックタイムやスイーツに |
バランス | 中煎り | 食後や仕事の合間に |
酸味 | 浅煎り | 朝の目覚めに、爽やかに一杯 |
カフェラテ | 中〜深煎り | ラテ・カフェオレ好き |
- 苦みが強くて、コクがある豆でお願いします。
- スッキリしていて、酸味が少ないものが良いです。
- 深煎りで、飲みやすいものありますか?
【Step2】「気分」と「味の特徴」をざっくり伝えてみよう
ここからは少しマニアックな領域に入っていくので、理解が難しくても、【Step1】苦い or 酸っぱいを押さえておけば大丈夫です!
店員さんから、こんな説明を受けたことはありませんか?

・ベリー系がお好きであれば、こちらがおすすめです!
・スッキリ飲みたければ、柑橘系の豆もご用意できます!

(ベリー系⋯?柑橘系⋯?
コーヒーに果物の味なんて感じたことないぞ⋯)
じゃあ、柑橘系でお願いします(汗)
果物で香りや味わいを表現することは、コーヒーの世界ではよくあります。
豆の産地や品種によって特徴がそれぞれです。
▶主要な産地の特徴(へ〜こんな感じなんだあ程度で大丈夫!)
特徴:レモンティーのような爽やかさ、ベリー系の酸味
気分:スッキリした朝、ポジティブな気分になりたい時
特徴:ナッツやチョコレート、しっかりとした口当たり
気分:「とりあえず一杯」なとき、ケーキやパンなどの食事と相性good!
特徴:甘い香りのチョコレート、カラメル感、酸味と苦味のバランス◎
気分:ほっと一息つきたいとき、一人で本を読む午後
日々の気分で着たい服や見たい映画が変わるように、コーヒーも気分に合わせて味や産地を選ぶことができます。
その時の心情を具体的に伝えてみたり、気分を色で表現したりしてみても表現の仕方が広がるかもしれません!
- 朝一に、スッキリしたコーヒーが飲みたいです。
- チョコレートケーキに合う豆はありますか?
- ベリー系が好みです。
【Step3】あえてブレンドを選ぶのも、また一興
ブレンド豆は、それぞれの豆の個性を活かしつつ、バランスの取れた味わいを生み出すことができるため、初心者でも比較的抵抗なく楽しめることが多いです。
特定の産地の豆だけを使ったストレートコーヒー(例:エチオピア、ブラジル、グアテマラ など)に比べて、クセが少ないとされています。
また、ブレンド豆は店の個性を表現する上で重要な要素の一つとも言われます。
「一番、普通のやつ」そう思われがちなブレンドですが、お店の個性が表現されていて非常に美味しいですし、何度も飲んでいるとコーヒーの味に舌が繊細になっていきます。
たかがブレンド、されどブレンド。
また、ブレンドを頼んでしまった…なんて思わずに、ブレンドの個性を楽しんでみてください。
まとめ:ちょっとのこだわりで、より楽しいコーヒータイムを
正直、私もコーヒーを飲み始めた当初は、味わいなんて全く分からない、チンプンカンプン状態でした。
何事も、習うより慣れろです。
普段飲む分には、インスタントやコンビニで買えるコーヒーでも十分満足できます。
でも、今回の記事を参考に、ちょっとだけこだわってみて、気分やシチュエーションに合わせたコーヒータイムを過ごしてみませんか?
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